nonsense

ただの戯言

 

 

 

今、学校を休んでいる

 

理由は視覚、聴覚、嗅覚が限界に達した(と思われる)からだ

 

と思われる、と書いたのは、意識的に「こりゃ目も耳も鼻も限界だ」と感じたわけではないからである

 

 

というのも、私は現状把握が苦手だ

 

 

半日ほど「何か調子が悪い」と感じながら過ごし、明確に腹痛だ、と把握したときには既に立てなくなっていたりする

人との会話中に目眩がして、今私は怒ってるんだ、と気づいたりする

方向音痴ネタは事切れたことがない

 

 

痛みや怒りより緩やかで日常的な、「感覚という現状」を把握するには、かなりの時間が必要だったのだろう

 

 

限界は、動悸として表れた

そう気づいたときには、私は一人間としての社会生活が出来なくなっていた

 

 

友人から、高校の卒アルに「社会に適応しよう」というメッセージを頂いた事があったが、何年たっても人の根は変わらないものだ

 

 

 

私は、電車にも乗れず、お店にも入れず、家でも落ち着かない様になった

 

いや、今までもそうだったのだろう

ただ麻痺していただけで

 

反抗期の中学生のようなことを言うが、「居場所がない」

 

どこに居ても心身が過緊張気味

 

鬱でもない、パニックでもない、真綿で首を絞められるような独特の苦しみだ

 

 

 

世界は、眩しすぎて、五月蠅すぎて、臭すぎる

 

 

人はこの世界に適応できるようにつくられているのだろうか

それとも慣れていくのだろうか

 

私は不良品か、不適応か、どっちだ

 

 

 

 

 

生き物は、自然は、この世界をどのように見ているのだろう

 

 

眩しすぎて、五月蠅すぎて、臭すぎる、と言うだろうか

 

だとしたら、私も仲間に入れてもらえるだろうか

 

 

 

お前もそっちの世界の人間だ、と言われるだろうか

 

 

 

 

くまのプーさん』に、こんな言葉が出てくる

 

 

Some people talk to animals. Not many listen though. That's the problem.

(動物に話しかける人はいるけど、彼らの声を聞こうとする人はほとんどいない。それが問題なんだ。)

 

 

これは正しい、と思った

 

動物だけではなく、自然にも、地球にも

 

 

 

人は彼らから絶え間なく搾取し、利用し、最期はゴミとして捨てる

 

全ては地球の上に平等のはずの命を、人間だけは偉い立場だと勘違いして

彼らを利用して良い身分だと勘違いして

彼らを踏み台と勘違いして

 

 

その恐ろしさに気づいた人が、SDGsサステイナブルという概念をつくった

 

 

つくったは良いが、それは踏み台から降りるためではなく、踏み台をより強固にして自分たちの安全を確保するために機能し始めた

 

 

人は、またもや勘違いをした

 

 

 

私は、彼らに、こっちの世界に来ても良い、と許されたい

 

そのためには、SDGsサステイナブルでは不正解なのだ

 

真に地球、生き物、自然のためになること

 

 

それが聖三活動である

 

 

 

 

人がつくった勘違いの踏み台から降りるためには、聖三活動に軸足を置いて生きるしかない

 

 

しかし、軸足がブレそうになる時もある

 

 

踏み台から降りるためには、近代教育で培ってきた「人間社会で生き抜くための技術と知恵」は全て捨てなければならない

それらは生き物や自然を大切にする、という視点がまるで無いからである

 

 

そういう意味では、「金儲け」も諦めなければならない

 

これまで良くしてくれた人も置いていかなければならない時もあるだろう

 

クロコのバッグも、ドルガバの香水も、シャネルのリップも

 

 

人間界で「使えるカード」は、どれひとつとして、人間のためのものなのだ

 

 

しかし、今世は人間以外の何かにはなれない

人間として人間社会で生きていかなければならない

 

 

この矛盾に、葛藤に、軸足がブレそうになる

 

 

まだ、まだまだ、若輩者だ

 

でも、止まってはいけないのだ

ブレながらも、泣きながらも、周りのホロゾフィストに追いつけなくても

 

 

 

 

先日、久しぶりに外出した

 

世界は変わらず眩しく、五月蠅く、臭くて、5分程度で動悸が激しくなった

 

 

もう不良品でも、不適応でも、どっちでもいい

この場にいられないと言うことだけが確かだ

 

 

その帰り、母の車で、あるアーティストがこう歌っていた

 

 

 

「きらきらはしゃぐ、この地獄」

 

 

 

そうか、ここは地獄なのか

 

地獄なら、この苦しみも仕方ないか

 

 

やっぱり私は、現状把握が苦手なようだ